1995年年爱知県一宫市出身,现在は东京艺术大学大学院工芸科の漆芸専攻修士课程に在籍中の野田怜眞。昆虫や果実など自然物の造形性を実験的に,工芸の技术やコンテキストを駆使して作品化し,「この国で表现をすること」へ向き合う野田の制作と作品について话を闻いた。

“进化”70.0×185.0×170.0,干漆·银箔·夜光贝

昆虫とバナナをモチーフにした作品が多い印象ですが,まずはその辺りから话していただけますか。
- 。仆の作品はカブトムシなど昆虫,あと最近はバナナをモチーフに漆を使って表现しています表现したいのは,自然のそれぞれのストーリー内容としてはごくごくシンプルというのは基本的なスタンスとして自然を表现のターゲットにしているのと,あとは昆虫や自然を见ていて思うのんですけど,やっぱり人间の作り出す形では敌わないなと。圧倒的にすごいんですよ。自然が生み出した姿形,色の伟大さは仆らじゃ太刀打ちできない。だったら人间の自分には何が出来るだろうと考えた时,その自然の姿形を含め,その背景にあるストーリーを表现し,伝えることだと思って今の表现に至りました。

漆の使用もですが,技法的には工芸に负うところが多いですか。
- 仆自身が工芸の领域を学んでいるせいもありますけど,でもこの国で造形表现をしようと思った时には重要な素材だなと気候にせよ,文化にせよ,漆が持っている特性や文脉はとても大きいと思います。あとは工芸自体もそうですね。このジャンルは良くも悪くも素材の制约が强い。マイナスもあるかもしれないけど,でも素材を突き诘めることが出来るし,それに表面处理の技术は卓越していると思う。手を挂ける部分が多いこともあって(工芸は)作品一つ一つへの责任感が强い気がするんですね。そこも好きなところです。

でもプレゼンスする先は现代アートにしている?
- 。そうですね,あくまでもコンテンポラリーアートとして见せたいとは思ってはいます现代アートを意识したのは,多分,学部4年くらいかなもともとはジャンル云々ではなくて造形が好きだったんです违う言い方をすると「目で完结できるもの」。言葉がなくても完结している倾向は,特に工芸の世界に强く见えたんですよ。

“Vanana刺”20.0×11.3×4.6,干漆·铜

コンテンポラリーの作家で注目している人はいますか?
- 。新しいことをやっている意味で感动したのは,やっぱりデミアン·ハーストとか流行りとかはどうでも良いんですけど,ものとしての価値観が変えられる作品には影响されていると思うハーストの作品もそうだし,あとは“泉”とか。

それでいくと雕刻を学ぶ道もあったと思うんですが,それはさっきの素材の问题もありますか?
- 。そうですね,それはある正直,雕刻でもいいかなとは考えましただけど,やはり工芸よりも素材的な束缚が少ないせいもあって(雕刻は)ジャンルとして広过ぎるなと最初に身に着けるべき方法としては工芸が合っていると思ったんです。表现するにあたって手段として考えた时に工芸がよく见えた。今も现代アートを自分の畑にはしたいけど,でも工芸の文脉を舍てるつもりはないですね。

“Vanana覆”19.0×11.0×4.0,干漆·卵壳

表现の方に话を戻しますけど,最近はバナナのシリーズを始めましたね。兴味深いのは,どうしてこの果物がモチーフに选ばれたのかなと。
- 。最初にやろうと思ったのは卒制ですねきっかけは正直大したことはなくて,金色の大きいバナナがあったら面白いなとだったら现物を见ようと思って,千叶の农园にそこ。がけっこう転机なんですけど,というのは実物がすごくカッコ良かった。太腿くらいの干に2~300本ほどが重力に逆らうみたいに生えてて,本当に感动した。それで「これは自分で胜手にデフォルメしちゃ駄目だな」と。まだ自分には早いと思って持ち帰ったんです。最近になって着手してるって感じですね。

基准は自分が感动するかどうか?
- もちろんそれもありますけど,でも...そうですね,何というか少し飞跃するかもですが,美术にとって一番大事なことを考えた时に,それってポジティブさなんじゃないかと格好いい文脉とかじゃなくてアレなんですけど(笑)。でも见ていてポジティブになれるものを创ることが一番のポイントなのかなと思っていて。マイナスな気持ちにさせるものじゃなくて,见る人にとっていい思い出とか胜利とか高扬感とか,前向きな気持ちを起させるものが大事なんじゃないかと。仆自身,そういう精神性を造形にしたいし。

“Vanana煌”20.0×13.0×4.2,干漆·鲍贝

そのスタンスのバックグラウンドが気になりますね。
- 多分,学部3年生の顷のカンボジア旅行がきっかけですね漆のある地域へ行ける奨学金をもらったんですけど,やっぱり现地は日本と比べると贫富の差が激しい反面,でも寺院はめちゃくちゃ派手に。つくられていて,そこにかける彼らの宗教的な感覚に感动したんですよ。幸福の感じ方って人それぞれだと思うんですけど,お祈りをすることで何か物をもらえるわけじゃないし,物理的な変化はないかもしれない。それでも,少なくとも仆には彼らがそれによって自分の生活をポジティブにしているように见えて。自分の作品もそうありたいなと。

その考えが直に影响した作品は何でしょう。
- 。“寻常に”というカブトムシの作品ですねとにかく人间の等身大サイズがやりたかった祈るべき存在としてイメージしたので,そのサイズ感が必要でしたでもこれは自分の化身というか,理想の存在を造形化したかった。それからこの国で表现するなら何が适切かと考えた时,日本には特有のカブトムシがいるし,それにしようと。金箔を使ったのは寺院とかの影响もありますね。やっぱり,金は人を魅了する色だし。

“寻常に”50.0×220.0×150.0㎝,干漆·金箔·鲍贝

话を闻いていると,作品は象徴的な方向に进むように闻こえますね。
- 。そうですね例えばカブトムシだったら,ある种の强さの象徴戦国武将の兜もそうですけど,威厳や强さを表象するものをモチーフには选んでますねその意味ではバナナも同じ「Vananaシリーズ」と呼んでいるのですけど,头文字の「V」は「胜利」と同じでもあるし,あとはさっきの话の続きになりますけど,バナナの持っている力强い生命感はそのシンボルになると思う。

コンセプトがはっきりしている反面,表现に対してミニマルな考え方があると思うのですけど,それは自然の造形に対する気持ちが影响していますか?
- どうでしょう...,でも确かに敬意はある话は逸れるかもしれませんけど...,个人的にどの生物も生まれて来た意味を同じだと思っていて,それでバナナも昆虫も同等の生物として见たときにそれを人间独特の価値観で判断したり,人间と同じ时间感覚で捉えることに违和感があるんですよ,すごく。表现するにも,このままで,つまり人间サイドの尺度でやってしまって良いのかなと。

さっき话していた「人间としてできる表现とは」の话にも系がりますね。
- そう,そうですねバナナについても,仆は本物から型取りするんですけど,それはバナナが生きたり成长した证をそのまま表现にしてあげたいからあとは见たときに感じたエネルギーとかを汲み取って。,それを色と形ですよね,あとは素材とか技法,そういうものに制约されながらどう表现していくかを考える。人によって见方は色々あると思いますけど,昆虫の姿形って,仆はカッコいいし绮丽だと思っていて。だから変に仆が茶々入れたりするべきじゃない。

“Vanana鯱”20.0×12.0×3.8厘米,干漆·金箔·琥珀

今话していたような言葉と作品の距离が近いように思うのですけど,それは意识している?
- しているし,そう思って顶けるのは嬉しいモチーフへに対する気持ちもそうだけど,あとは今言って顶いたみたいにやっぱり目で完结したいし,だとしたら最初に见た时から仆の伝えたいことまでの距离は短くて良いと思っていて...仆の苦手な作品というか,个人的に抽象画とか読み取るのがすごい苦手で(苦笑)。少しストレスなんですよね。全般的に见ることが好きなんですけど,见る方としても目で完结していたい。そういう意味で造形物とか,あとは虫ですね。虫は一番ストレスが少ない,鉴赏してて。

制作ではビジュアルが先行しますか。
- しますね,断然形自体も,最初にエスキースでやるんですけど,三次元に起こす时 - 。つまり造形化する时に形としてないと把握できないあとは仆自身,制作自体はぼんやりした言葉の元でしていて,终わった后でコンセプトをしっかり固めるタイプ。手で考えていくタイプですね。その逆はあまり得意じゃないかな。细かく设定するとズレてくるし「文章で良くない?」と思ってしまう。

ジャンルに话を戻しますけど,现代アートのフィールドでやろうとする时,工芸のバックグラウンドは邪魔になりますか?
- 。邪魔にはならないですねでも表现上,工芸の観点からいうと仆はけっこう无茶をしているハンダ付をしたり,技术的なところですね,主にでも工芸の魅力は落としたくないし,その可能性は绝対あると思ってるので...とはいえ,确かに(工芸は)良くも悪くも技法や素材に対して意识が倾きがちではあるとは思う。讲评でも使用した技法のレベルを美术馆にあるような伝统工芸品と比较されたりとか。「いや,もっとバナナのオーラ见てよ!」って感じなんですけど(笑)。でもそれはそれで良い。考え方の违いだし,违う考え方の人がいるのは,むしろ良いことだと思っていて。自分の表现したいことを语り合って,ぶつけ合うのってすごく大事だし。闭じ笼もっちゃダメだなって思いますね。

その姿势が面白いですね。最后に,今后に挑戦したいことや计画していることはありますか?
- 。今はブラッシュアップですね新しいものというより,今やっているバナナとか今の表现を掘り下げたいちょうど修了制作の时期でもあるし,なので自分の言いたいことをより伝わりやすいように进化させるにはどうすればいいか,今はそこに磨きをかける时期かなと。出来るだけ多くの人に共有してもらいたいと思っているので,そうですね,より伝わるようにはしていきたい。今は「ここがなあ」とか思う点もあるので,あとは,そうだな...,カブトムシみたいに华美でやり过ぎなものは目指したいです(笑)

野田怜眞/龙马野田
1995年年爱知県一宫市出身2014年に爱知県立起工业高等学校デザイン科を卒业し,2015年年东京艺术大学工芸科に入学。昨年は东京艺术大学卒业展示にて取手市长赏を受赏。现在は同大学大学院工芸科の漆芸専攻修士课程に在籍中。

作品ページ:https://www.tricera.net/雷竞技官网网站artist/8100422
Instagram的:https://www.instagram.com/ryoma_noda/?hl=ja

暂时没有评论

发表评论

您的电子邮件地址不会被公开。

raybet竞猜